「メリハリ」|なるみ先生の挑戦BLOG
今回は「メリハリをつける」ということについて書いていきたいと思います。
これは、以前陸上教室の指導をしていた際に、私の尊敬するコーチが「集中するときは集中する、遊ぶときは遊ぶ。メリハリをきちんとつけましょう」というような話をいつもしていて、私の中でも大切にしている考えです。
競技のトレーニングメニュー作成の際にも、週によって弱•中•強の強度の波を作って、狙った試合でパフォーマンスが発揮できるように意識しています。知識が浅かった時は、どの週も”強”と位置付けて時間があれば走るというような時期もありました。しかし、結局は怪我をしてしまい継続的な練習ができなかったり、急に疲れがピークに達してトレーニングの質が落ちてしまうことがまりました。狙った試合で最高のパフォーマンスを発揮することができるように強度の波をきちんと計画することが重要だと今は実感しています。
話は戻りますが、例えば、体操指導の場面で、子どもたちに”メリハリ”について説明して、「メリハリをつけて活動しましょう。」と伝えたとしても活動自体はあまりうまくいかないのではないかと思っています。
もちろん意図を伝えることも必要ですが、きちんと活動の中でメリハリをつけられるような活動計画を立てられなければ、波は作ることができません。
集中する場面だけが続き、注意することが増えると活動自体がつまらないと感じてしまうかもしれないし、遊びの場面だけでは、飽きがきたり活動のねらいが達成できないというようなことが考えられます。
集中してほしい時と楽しくワイワイやる時の切り替えがうまくできるようになれば、楽しんで能力が向上させられるのではないかと考えながら、体操の指導計画を練っています。ただ、思ったよりできない動きがあったり、説明に時間をかけた方がいい場面があったりして計画通りに進めるのはなかなか難しいです。試行錯誤しながら、効果的なプログラムや言葉がけを探していきたいと思います。
ウィズブック保育園 内山成実